奈良県の旅館 宿 五條 吉野山 飛鳥地域の宿泊に藤井館公式HP
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奈良県五條市須恵1丁目10-4 
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FAX:0747-22-3113
奈良の吉野山、明日香村、御所市、和歌山の高野山、橋本市などの観光に便利な旅館です
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吉野山方面の案内(宿のオヤジのブログより吉野方面のを)
世尊寺の彼岸花

比曽の世尊寺山門から







大淀町比曽の世尊寺にも彼岸花があったのを思い出し、久しぶりにそちらへ。
現在ある建物はそう古くありませんが、境内は広く趣のあるいいお寺です。
聖徳太子の創建といわれる由緒あるお寺で、東西両塔や金堂などの礎石を残っているので、飛鳥時代の薬師寺式伽藍配置をとった立派なお寺だったことを思い浮かべることができます。
境内には桜の木やいろんな花を付ける木がたくさんありますので、四季折々楽しめそうです。
もちろん、彼岸花もバッチリ!楽しまさせていただきました。
おまけに白い彼岸花も、この目で確かに。

世尊寺の彼岸花白い彼岸花







なぜこのお寺が吉野関係かといいますと、古く日本書紀にも吉野寺として歴史に登場し、奈良時代から平安時代にかけ有名な仏僧が修行し、著名な人物が多数参詣した由緒ある寺院だったからです。
飛鳥から南の山を越えると、吉野川の北岸に出、吉野離宮があったといわれる宮滝、万葉に歌われた妹背山、そしてこの吉野寺(世尊寺)。
吉野川南岸の吉野山以前に栄え歴史に彩られた地であったのでしょう。

吉野山へ1 吉野神宮

吉野山の金峯山寺蔵王堂のご本尊の特別開扉の最終日ということをふと思い出し、お昼前から出かけてきました。
いつもなら左回りの観光車道を通り、中千本の蔵王堂近くまで行くのですが、久しぶりに吉野神宮へお参りしようと、左回りの下千本への道をとりました。
五條市の中心部からですと、車で40分というところです。


吉野山・丈六平眺め







下千本の手前、丈六平という所にあり、自然豊かないい所です。
お天気が良ければ、金剛山や葛城山をきれいに眺めれるのですが見えません。
小雨ですが、秋の気配が漂って気持ちいいので満足です。


大鳥居の狛犬手水舎







大鳥居の前の狛犬も、空を見上げて気持ちよさそうです。
曇り空なので余計に引き立って見えるのでしょうが、呆れるほど立派な手水舎です。


神門拝殿







吉野神宮は、明治22年、明治天皇が後醍醐天皇をしのんで創建されたもので、南朝の行宮跡とされる吉水神社の後醍醐天皇の御尊像をご神体としておまつりしています。
大正末期に神域を広げ全面改築し、昭和7年に完成した総桧作りの社殿が現在の建物ということで、時代がかってはいませんが惚れ惚れするようなすばらしい社殿です。
神武天皇をおまつりしている橿原神宮に匹敵するような、当時の国力をあげての思い入れがこめられているような気がします。

建武の中興を成就しながらも、足利氏との争いに敗れ、吉野へこもり南朝を開き、京奪還を目指しながらも悲憤のうちに「玉骨はたとひ南山の苔に埋まるとも、魂魄は常に北闕の天を望まんと思ふ」と言い残してお亡くなりになられた後醍醐天皇をお祭りしているわけですから、本殿は京の方、北面して建てられています。

吉野山へ2 下千本から金峯山寺へ

下千本駐車場から先は、規制で車通行禁止でしたので、歩いて蔵王堂を目指しました。

下千本大橋







下千本の眺めは、花は無くてもなかなかのものです。
桜の葉は、紅葉するのが少し早いのかもしれません。
この朱塗りの大橋は前から気になってたのですが、案内板を見ると、南北朝期の吉野城の空堀に架けられた由緒ある橋とのことですが、架け替えられています。


吉野山駅黒門







大橋を渡りほんの少し行くと、左側下に吉野山ロープウエイの駅があります。
このロープウエイは1929年(昭和4年)開通の、現存する日本最古の索道軌道です。
なんともいえない駅舎と、小さなゴンドラ(ミニ近鉄特急ですね、こりゃ!)
吉野山から大峯山・山上ヶ岳にかけての総門という黒門をくぐり、参道脇の店を目移りしながらキョロキョロで、なかなか蔵王堂へはたどり着けません。


銅鳥居仁王門と蔵王堂







銅鳥居(かねのとりい)を見上げて、発心門という扁額があげられているので???
修験者さんたちが弥陀の浄土である山上ヶ岳を目指して入山するための、神聖な門(鳥居)だということです。
銅鳥居を過ぎ、金峯山寺の仁王門と蔵王堂が見えてきました。

吉野山へ3 金峯山寺蔵王堂

吉野山には見所がたくさんありますが、そのシンボルは何と言っても金峯山寺の蔵王堂。
飛鳥に都のあった時代に、修験道の開祖・役行者(役小角)が金峯山(吉野から大峯山)で修行し、蔵王権現を感得し金峯山寺を草創したということです。
役行者といいますと、続日本記や日本霊異記に登場し、山林修行の霊力の強いスーパーマンのような方であったのはよく知られているところです。


金峯山寺仁王門金峯山寺







仁王門は二層の楼門で、20m余りある立派なものです。
金峯山寺と彫られた石柱には、宗派とかではなく、修験道根本道場と彫られています。

蔵王堂1蔵王堂2







金峯山寺は平安時代に入ってから整備され、朝廷や貴族の尊崇を集め、歴史上数え切れないほど登場し、「歌書よりも 軍書に悲し 吉野山」と歌われた南北朝時代にきらめきを残します。
何回も焼失を繰り返し、現在の蔵王堂は安土桃山時代に建立されたもので、高さ35m、四方36m、重層桧皮葺の堂々としたでっかいお堂です。


蔵王堂3竜門岳方面







今回ご開扉されていた堂内のご本尊である金剛蔵王権現も建物にあわせ、高さ7m余り、荒々しい憤怒の形相で、今にも足を踏み鳴らさんというお姿をとっています。
中央は釈迦如来、左右は弥勒菩薩と千手観音の権現仏(姿を変えた仏)として3体の金剛蔵王権現がおまつりされているので、豪快です。
ほら貝の音ではじまった結願法要を見て、蔵王堂をあとにしました。

吉野山は見所が多すぎますので、また別の機会に。

帰路は空も晴れ北方の竜門岳もいい感じでで見えています。
ほんとに秋の気配が漂ってきました。

吉野山の紅葉

泊まられたお客さんが、「まだ大丈夫だったよ、今年はなぜか長持ちしてる」と言ってたので、ムズムズしながら出かけるチャンスを待ってましたが、ようやく天候と宿の暇具合が一致したので、アタフタと出かけてきました。

車で30分ほど東へ走り、大淀町のはずれ、吉野町上市の手前で右折し吉野川を渡れば、吉野山まであとわずか。


下千本から龍門岳方面中千本分岐







下千本付近からの龍門岳方面の眺めはきれいでしたが、お目当ての紅葉は遅すぎたのかいまひとつです。
見所は沢山あるのですが、今回は紅葉ということで町並みを素通りし中千本の分岐で休憩。


何の紅葉?蔵王堂を眺める







上千本へはむかわず、観光車道を如意輪寺の方へまわっていくと、桜の葉はもう散って寂しいものですが、何の木なのかモコモコしたいい感じのきれいな紅葉です。
如意輪寺付近からは、谷をはさんで金峰山寺蔵王堂やその向うの葛城山をきれいに眺めることが出来ました(葉が茂ってれば見えにくいのかも?)

吉野山の桜!

学生時代の部の先輩ご夫妻が吉野山の桜を見にいらしたので、お付き合いさせていただき、はじめて吉野山の桜というものを満喫!

吉野の桜1吉野の桜2





吉野山へは何十回と数え切れないほど出かけてるんですが、桜の見頃のころは年度はじめでもあり仕事もせわしいということで、満開の吉野山の桜というものを見たことがありませんでしたから、より感激!

吉野の桜3吉野の桜4


まだまだ情報不足ですが、気長に追加していきたいと思います。
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